小倉高校の敷地内には百年の歴史を感じることのできる由緒ある石碑や建造物が数多くあります。
これらをシリーズで紹介していきます。
<第4回> 青苔の碑
乃木門横の小丘にある「青苔の碑」は、創立五十周年を記念して昭和34(1959)年 10月明陵同窓会により建立された慰霊碑です。
碑文は王維の詩「鹿柴」 空山不見人 但聞人語響 返景入深林 復照青苔上 に拠り「返景照青苔」と刻まれ,台石にはこの年解体された講堂の礎石を用いました。
「返景」は母校50年を照らした先輩の魂の意であり,「青苔」とは伝統に輝く本校の歴史の意味が込められています。
昭和34(1959)年10月31日,前日の創立五十周年,校舎改築落成式典に引き続き,乃木門横グラウンドで亡くなられた卒業生・在校生・旧職員・学校功労者の御霊1959柱を祭る慰霊祭及び慰霊碑除幕式を挙行しました。
乃木門をくぐり,階段を数段上った所にあります。
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