小倉高校の敷地内には百年の歴史を感じることのできる由緒ある石碑や建造物が数多くあります。
これらをシリーズで紹介していきます。
<第6回> 石筍之碑
昭和60年(1985年)3月、42年の歴史を刻み、およそ1800名の卒業生が巣立っていった本校定時制課程が閉校の日を迎えました。多いときには一学年80人の勤労学生が学んでいましたが、生徒減により昭和57年より生徒の募集が停止され、この年、卒業生8名の最後の卒業式とともに閉校式、「石筍之碑」除幕式がとりおこなわれました。
「石筍之碑」除幕式(昭和60年3月3日)
「石筍」は石灰質の水が何百年、何千年もの年月をかけて結晶してゆき、竹の子状になったものです。それまで、生徒に長く親しまれた生徒会機関誌のタイトルに用いられてきました。長い年月の努力の積み重ねを表しています。 この「石筍之碑」は定時制卒業生を称え、本校定時制のシンボルとして現在、愛宕記念館前にて大切に保存されています。
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